2006年(平成18年) 4月1日(土)付紙面より
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大相撲春場所(3月12―26日、大阪府立体育館)の三段目で優勝した旧櫛引町出身の前田(本名・前田勝、放駒部屋)の祝賀激励会が30日、地元の丸岡コミュニティセンターで開かれた。
前田は春場所を7戦全勝し、デビュー以来6場所連続の勝ち越しで来場所の幕下入りを確実にした。場所後、27日に帰郷。29日には富塚陽一鶴岡市長を表敬訪問し、三段目優勝を報告した。
この日の祝賀激励会は、第47代横綱・柏戸以来の「地元出身の期待の星」の優勝を祝い、激励しようと櫛引相撲連盟と丸岡地区の住民たちが企画。各地区の相撲連盟関係者や地元住人、前田の小学生時代の恩師など約70人が出席した。
はじめに櫛引相撲連盟前会長の佐藤泰示さんと丸岡区長の前田勝さんが「地区民が全員、いつでも応援している。今後も大いに精進して関取を目指して」とあいさつ。花束や激励金を受け取った前田は「来場所も勝ち越しを目指してがんばるので、応援よろしくお願いします」と謝辞を述べた。
乾杯後、前田が三段目優勝を決めた取組がVTRで披露された。出席者たちは豪快な取り口に歓声を上げるとともに、「未来の関取」を代わる代わる激励していた。
「頑張って」。地元の住民から激励の花束を受け取る前田