2006年(平成18年) 8月27日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡第一中学校のソフトテニス部が全国中学校ソフトテニス大会(全中、今月17―19日、愛媛県松山市)の男子団体で優勝を果たし25日、鶴岡市役所を表敬訪問、富塚陽一市長に喜びを伝えた。
同校男子団体のメンバーは安倍貴大主将(3年)、佐藤駿君(同)、園部諒君(同)、佐藤成人君(2年)、田中建君(同)、佐野大輔君(同)、石塚祐成君(1年)、大津育人君(同)の8人。
同校は県大会(7月22、23日)、東北大会(今月9、10日)でともに団体優勝を果たし、同校ソフトテニス部としては初めて全国大会へ出場した。
初戦で四国ブロック1位の東中筋(高知)に接戦の末2―1で勝利。続く2回戦は優勝候補の一角で中国ブロック1位の大社(島根)と対戦した。先鋒ペアが接戦の末に惜敗したものの、続く2戦を快勝し2―1で準決勝へ進出した。
同校は勢いに乗り、準決勝の関東ブロック1位・多古(千葉)、決勝の近畿1位・片塩(奈良)をともに2―0のストレートで下し、全国優勝に輝いた。
この日は阿部明校長、顧問の白幡光教諭とともにメンバー8人が鶴岡市役所を訪れ、富塚陽一市長と齋藤英雄教育長に優勝を報告。「チームが一丸となって優勝を目指し、練習通りのプレーができた」など、1人ずつ感想を述べた。
富塚市長は「ほかの誰にもできないことを果たし、すばらしい宝を自分の中に積み上げた。今後も存分に力を発揮してもらいたい」、齋藤教育長は「みんな、締まった良い顔をしている。選手の資質を伸ばすには優れた指導者が必要。みんなは指導者に恵まれたのでは」と労をねぎらった。
安倍主将は「一番苦戦したのは2回戦の大社。春の大会で島根とあたり0―2で敗れていたので重圧があった。今回は選手層が厚く簡単に崩れるチームではなかったので優勝することができた」と話し、白幡教諭は「厳しい練習にもつらい顔を見せず、いつも明るいチーム。精神力の強さと練習で備えた技術を試合に生かすことができた」と振り返った。
また、個人戦でも安倍主将と佐藤駿のペアが3位入賞しており、2人は来月開催されるジュニアオリンピックや天皇杯に出場する。
全国大会で優勝を果たした鶴岡一中ソフトテニス部の男子メンバーたち