2006年(平成18年) 8月30日(水)付紙面より
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芋煮やクチボソガレイの焼き物など旬の料理と地酒をセットにして提供する「地酒フェア 秋の膳」が9月1日から、酒田市内で始まる。従来は酒田料亭組合の加盟店のみで提供してきたが、今回から新たに屋形船や居酒屋など、提供する店を拡大し、より多くの人に「酒田の旬」を味わってもらう。
地酒フェアは、酒田観光物産協会(旧酒田観光協会)が中心となって1999年度に日本海寒鱈まつりの会場で新酒をPRする1日だけのイベントとして実施したのが始まり。翌2000年度からは市内の蔵元4社(当時)の新酒と寒鱈(かんだら)汁など料理を組み合わせた「冬の膳」を、酒田料亭組合の加盟店で提供する形となり、その後、季節ごとの「膳」を作ってPRしている。
今回は、より多くの人に楽しんでもらいたいと同組合加盟の6店のほか、新たに屋形船、居酒屋、割烹、旅館の5店が加わった。
セットメニューは芋煮、クチボソガレイの焼き物、旬の刺し身(サザエ、イカ)、吸い物、弁慶飯(またはご飯)、漬物、純米吟醸酒グラス3杯。料金は2100円(税込み)。
純米吟醸酒を提供する地元の蔵元は合併に伴い今年の「冬の膳」から、旧市の菊勇、清泉川、上喜元、初孫の4社に、旧3町地区の松嶺の富士、麓井、楯の川の3社が加わり、7社となった。セットメニューでは、うち3社の銘柄を選べる。
提供する店は大谷閣、治郎兵衛、御園、玉勘、魚御殿やまもと、よしのやの組合加盟6店と、新たに参入する酒田湊屋形船観光みづき、井筒、さくら亭、兵六玉、若葉旅館の5店の計11店。
秋の膳は11月30日まで。要予約。問い合わせは酒田観光物産協会=電0234(24)2233、酒田市観光物産課=同(26)5759=へ。
地酒とセットの「秋の膳」のチラシ