2006年(平成18年) 11月26日(日)付紙面より
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ごみの散乱防止やリサイクルの実践教育に優秀な成果を挙げている小、中学校を表彰する「第7回環境美化教育優良校等表彰」で、酒田市の松原小学校(那須栄一校長、児童数624人)が最優秀校に選ばれ、文部科学大臣奨励賞の受賞が決まった。小牧川の河川清掃など環境整備への取り組みが評価された。表彰式は12月9日に東京都内のホテルで行われる。
この表彰は、食品容器環境美化協会(東京)が文科省と農林水産省、環境省の後援で2000年度から実施している。今回は全国72校の推薦があり、審査の結果、散乱防止活動とリサイクル活動の両部門で各4校が最優秀校に選ばれた。
松原小は散乱防止活動部門で受賞した。同校は、学区内を流れる小牧川の水生生物調査や河川清掃などを通して水生生物が生息しやすい環境づくり、ホタルの再生などに取り組んでいる。以前、総合学習の時間に、小牧川で「ざっこしめ」をしたことが実践活動のきっかけとなった。実践活動は、地元自治会などと積極的に連携して展開され、環境に対する地域の意識も高めている。
小牧川沿いで清掃ボランティアを繰り広げた松原小児童とPTA=10月29日