2006年(平成18年) 11月26日(日)付紙面より
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酒田市の室内アイススケート場「スワンスケートリンク」が25日、今シーズンの営業を開始した。スケート愛好者や親子連れらが訪れ、約8カ月ぶりとなる氷の感触を確かめながら、さっそく初滑りを楽しんでいた。
スワンスケートリンクは、同市営体育館のアリーナ部分にビニール製の防水シート、断熱材を張り、その下に冷却管を敷いて氷を張る方式の組み立て・解体式リンク。広さは縦27メートル、横40メートル。1994年から冬季だけ開設している。
「冬場の運動不足の解消ができる」と市民らに親しまれ、これまでシーズン平均で2万1000人前後が利用。昨シーズンは「五輪効果」でフィギュアスケート人気が高まったこともあり、延べ約2万2000人が利用したという。昨シーズン営業最終日(今年3月12日)に開設からの延べ利用者が30万人を超えた。
日本スケート連盟フィギュア部常任委員でスワンスケートリンクアドバイザーの富樫惣一さんは「五輪効果は持続しているようで、各スケート教室への申し込みが殺到している。中にはもうすぐ満杯になりそうな教室もある」という。
今シーズン初日となった25日は、無料開放といこともあり開場の午前10時前から市民ら約50人が列をつくった。開場のアナウンスとともにスケート靴に履き替えて滑走を楽しんでいた。無料開放(スケート靴貸し出しは有料)は26日も行われる。
オープンを待ちかねた市民が大勢訪れ、初滑りを