2006年(平成18年) 11月28日(火)付紙面より
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庄内柿の産地として知られる鶴岡市羽黒町松ケ岡地区で、冬支度の「干し柿づくり」が盛んに行われている。松ケ岡開墾記念場の旧蚕室には、2トン分の柿が竹竿(ざお)にずらりとつるされている。
旧蚕室で干し柿づくりをしているのは同地区の女性たちでつくる松ケ岡ひょうたんの会(清野育会長)。今シーズンは例年通り20日から作業が始まった。
同会の干し柿は、皮をむいた柿をひもで10個ずつ数珠つなぎにし、竹竿につるして20日間ほど自然乾燥させる。水分が50%以下まで抜けたら最後に遠赤外線を使ってさらに乾燥させて風味良く仕上げる。
27日までに今シーズン分をすべてつるし終え、室内は柿の逆さアーチが幾重にも出来上がっている。来月20日ごろから同開墾場の直売所などで販売される。
松ケ岡開墾場の旧蚕室で干し柿づくりが最盛期。数珠つなぎにされた柿がずらり