2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2006年(平成18年) 11月30日(木)付紙面より

ツイート

自然の味わい飲むゼリー 特産「刈屋ナシ」使い開発

 酒田市の特産品の和ナシ「刈屋ナシ」を使ったドリンクゼリー(飲むゼリー)が開発され、試食会が28日、酒田産業会館で開かれた。「和ナシの風味が出ていておいしい」など好評だった。

 このドリンクゼリーを開発したのは、地元の農産物を生かして特産品を開発しようと2003年に市内の酒販店7店で結成した「庄内酒彩倶楽部」(池田吉伸会長)。04年から刈屋ナシを使ったワイン「梨のミューズ(女神)」、05年から飛島特産のごどいも(男爵イモ)を原料にした焼酎(焼酎)「ごどいも焼酎飛島」を売り出し、話題を呼んでいる。

 今回は、刈屋ナシを使って、子供からお年寄りまで幅広く味わってもらえる特産品と
して開発。刈屋梨出荷組合(三浦富生組合長)から和ナシ約200キロを仕入れ、寒河江市内の業者でピューレ状に加工、青森県内の業者でパック詰めのドリンクゼリー約600パック(1パック100グラム入り)を製造した。

 商品名は「ゼリー・フルーツ」を略した造語「Jelf(ジェリフ)」とした。刈屋ナシ100%使用で、幅広い年齢層に親しまれるように味に配慮したほか、そしゃく障害のある高齢者らのデザートとして使われることも意識して作った。

 この日の試食会に刈屋ナシの生産者や市の関係者ら約50人が参加。ドリンクゼリーを冷やしたものと、凍らせたものの2種が出され、「刈屋ナシの自然なうまさが出ている」「シャリシャリしておいしい」など好評だった。

 庄内酒彩倶楽部の池田会長はあいさつで、「商売の復権の起爆剤になって地域発展に貢献したい」と新商品に寄せる思いを語った。

 今後、刈屋地区の鳥海小、鳥海中、老人デイケアセンターなどに配布し、感想を聞く。
 Jelfは1パック200円(税込み)。庄内酒彩倶楽部の加盟店で扱っている。問い合わせは事務局の武田庄二商店酒田支店=電0234(22)6331=へ。

好評だったJelfの試食会
好評だったJelfの試食会



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field