2006年(平成18年) 12月1日(金)付紙面より
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鶴岡市本町一丁目の旧三井病院跡地で計画されいるシニア専用賃貸住宅「クオレハウス」についての入居者ガイド・首都圏セミナーがこのほど、東京・銀座の高齢者住宅情報センターで開かれた。
クオレハウスは、「鶴岡銀座元気シニア住宅研究会」(クオレの会、会長・三井盾夫三井病院院長)が旧病院跡地約2300平方メートルに整備を計画する医療・ケアなどを併せ持つシニア向け住宅。銀座通りという中心市街地の立地を生かし、歩いて暮らせるまちづくりを目指す。
構想によると、介護を必要としない元気シニアの入居を原則とし、鉄筋コンクリート造り一部5階建てで、単身や夫婦向けに25戸(1戸あたり広さ約30―86平方メートル)の住居、男女別の浴室、ラウンジを兼ねた食堂、多目的室などを整備する。また、1階部分には内科の診療スペースのほか、別棟の蔵を活用したクラブハウスの設置なども計画されている。竣工は2008年内を見込む。
この日のセミナーは首都圏在住の庄内出身者などを対象に行われた。約15人が参加した。はじめにクオレの会の三井圭子副理事長がクオレハウスの概要について説明した。続いて参加者との間で行われた質疑応答形式の意見交換では、庄内出身者以外の参加者からは「鶴岡での生活に関心はあるが、生活体験がないため不安もある」などの意見が出された。
これに対し、来年1月19日に鶴岡市で開催予定のセミナーへの参加のほか、冬の寒ダラまつりや春の雛めぐりといったイベントの時期での来鶴を勧めていた。
同会によると、10月末現在の入居登録状況は25戸のうち13戸について予備登録があるという。首都圏セミナーは12月16日にも今回と同じく高齢者住宅情報センターで開催予定。
問い合わせはクオレの会事務局=電0235(22)3811=へ。
都内で開催された「クオレハウス」の首都圏セミナー