2006年(平成18年) 12月2日(土)付紙面より
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飲酒運転の徹底追放などを重点目標に「年末の交通安全県民運動」が1日、県下一斉に始まった。10日まで酒田、鶴岡、庄内の3警察署、交通安全協会など各交通安全団体が中心となり、正しい交通ルールの実践など交通事故防止徹底を図る。
年末は、飲酒機会の増加に伴う飲酒運転、路面凍結など交通環境の悪化による重大交通事故の発生が懸念される。同運動は広く県民から交通安全意識の高揚を図ってもらい、事故防止の徹底を図ろうと、県交通安全対策協議会(会長・齋藤弘県知事)が主唱し展開している。
今回の運動の重点目標は、▽飲酒運転の徹底追放▽高齢者の交通事故防止▽5分早めの行動で冬道の交通事故防止▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用徹底―の4点。
初日午前7時半から酒田地区出発式が酒田署駐車場で開かれ、同署員、管内各交通安全団体役員ら約300人が参加。阿部寿一酒田市長らのあいさつに続き、沼澤政太郎署長が「皆さんからは暑い日も寒い日も献身的に頑張ってもらった。年内最後の運動となった。あと1カ月、よろしくお願いしたい」と述べた後、参加者が広報車に乗り込み管内をパレードしたほか、同署前の国道7号で街頭立哨しドライバーに安全運転を訴えた。
酒田署管内では、交通安全家庭訪問や集団街頭指導などを行う。同運動に引き続き11日から31日までは独自の運動として「特別交通安全啓発運動」を展開、交通事故防止の徹底を図る。
庄内署管内では、安全運転管理者協議会所属事業所や飲食店を回り、交通安全団体と同署が製作した「飲酒運転撲滅ミニのぼり旗」を配布する訪問指導(5、8日)、夜光反射材着用など呼び掛けるキャンペーン(1、6日)などを繰り広げる。
鶴岡署管内では、7日に主婦の店IZMO新斎店前で買い物客に対して「子供・高齢者の交通事故防止キャンペーン」や、8日に飲食店街を個別訪問する「飲食店訪問飲酒運転追放キャンペーン」などを展開する。
交通安全団体役員らがプラカードを持ち年末の交通安全県民運動のスタートを周知した=酒田地区