2006年(平成18年) 12月7日(木)付紙面より
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県庄内総合支庁は、庄内地域を訪れる観光客が目的地に迷わずたどり着けるように、県管理道路の視線誘導標に案内標識シール「もてなしの案内標識」の設置を、庄内の観光名所「羽黒山」への道筋で試験的に実施している。
同総合支庁では、庄内を初めて訪れる観光客に対し、主要な観光地へスムーズに着ける手助けとして、案内表示の整備を計画している。
そうした中、自家用車などで訪れる観光客の目線に合わせた案内標識として、道路沿いに設置されている視線誘導標を活用。「もてなしの案内標識整備モデル事業」として本年度の同総合支庁の地域予算プロジェクトに組み込んだ。
案内標識は横約10センチ、縦約40センチ。羽黒山への道筋を示すため、「国宝・五重塔と山伏」「大鳥居」をデザインしており、上部に赤色の矢印を入れた2種類。
設置路線は、鶴岡市中野京田の国道7号交差点から手向地区までの県道鶴岡羽黒線(通称羽黒街道)と、同市下名川の国道112号交差点から十文字地区までのスーパー農道の計30キロ。今月上旬までに両路線で計400枚を設置する予定。
このうち同市日の出町の羽黒街道では、羽黒橋手前で約50メートルにわたって
左側路側帯の視線誘導標に2種類の案内標識が設置されている。
同総合支庁道路計画課では、観光客からの評価や耐久性などを調査し、来年度以降の設置個所の選定や増設を検討していくことにしている。
視線誘導標に設置された「もてなしの案内標識」