2007年(平成19年) 4月15日(日)付紙面より
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イベントを通して防火を学ぶ消防ふれあい広場が14日、鶴岡市のエスモール広場に開設され、家族連れたちが多彩な催しを楽しんだ。
9日から22日まで展開されている「春の火災予防運動」の行事の一つとして鶴岡市消防本部などが関係各機関の協力を得て毎年実施している。
今回は、同市出身で新潟市在住の大学院生の大川潤子さん(24)が一日消防署長を務めた。白井宗雄消防長から委嘱状を受け取った大川さんは「一人一人が注意しながら火災のない明るい地域をつくりましょう」と買い物客らに呼びかけた。
会場にははしご車の乗車や消火器の取り扱い、ミニ消防車の乗車などの体験コーナーのほか、住宅防火診断、住宅防災機器の展示といった各種コーナーが設けられた。
はしご車とミニ消防車の乗車体験が人気を呼び、子どもたちが列を作った。高さ20メートルのはしご車に乗った子供たちは、ビルより高い「空の旅」を体験、「楽しかった」と口々に話していた。そのほか消防音楽隊の演奏などのアトラクションも行われ、さまざまな催しを通して消防隊員らが火災のないまち実現を市民に呼びかけた。
ミニ消防車に乗り、子どもたちも大喜び