2007年(平成19年) 6月19日(火)付紙面より
ツイート
第22回日本海トライアスロンおしんレースが17日、酒田市の酒田北港周辺で開かれ、全国から集まったトライアスリートが湾岸道路を疾走し、体力の限界に挑んだ。
地元愛好者が1986年に始めたおしんレースは、回を重ねるごとに国内の有力選手が参加するレベルの高い大会に成長。東北各地で毎年十数戦行われる「東北トライアスロンサーキット」の中にも組み込まれている。
今大会は、オリンピックディスタンス51・5キロの部(スイム1・5キロ、自転車40キロ、ラン10キロ)、2―3人でチームを組んでスイム、自転車、ランを分担して行うリレーの部、スーパースプリントの部(スイム0・2キロ、自転車4キロ、ラン1・2キロ)の3部門に、地元をはじめ東北、首都圏などから計約260人がエントリー。北京五輪を来年に控え、スーパースプリントの部には五輪強化選手もエントリーした。
この日は朝から気温が上がり、初夏の日差しが照りつける厳しいコンディションとなったが、選手たちは鍛えた力を振り絞り、スイムからバイク、ランへとスピード感あふれるレースを展開した。
沿道には選手の家族や仲間、市民たちが陣取り、白熱の展開を満喫。湾岸道路を激走する「鉄人」たちに「頑張れー」「もう少しだぞ」と声援を送っていた。
酒田北港の湾岸道路を疾走するトライアスリートたち