2008年(平成20年) 1月19日(土)付紙面より
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庄内地方は18日、寒気の影響で断続的に雪が降る天候となった。同日夜からさらに強い寒気が入り込む見込みで山形地方気象台は同日午前、庄内全域になだれ、庄内南部に大雪、着雪の各注意報を発表し注意を呼び掛けている。
酒田測候所によると、この天気は冬型の気圧配置となっている上、東北地方から北陸地方に掛けての日本海側に、上空5300メートルで氷点下34・3度、同1500メートルで氷点下14・3度と上層、下層とも強い寒気が入り込んでいるため。
同日朝の最低気温は、平年に比べ0・4度高い氷点下1・2度。寒気の影響で日中はあまり上がらず午前11時現在、最高気温は平年に比べ2・8度低い1・1度。酒田市の同11時現在の積雪量は31センチ。
18日午前、交通網を確保しようと、酒田市郊外の幹線道路では除雪車がフル回転。交差点付近では除雪車同士がすれ違う場面もみられた。
同測候所によると、同日夜半にはさらに強い寒気が入り、19日までは雪が降り続くという。同日午後にはいったん寒気は緩んで雪も小康状態になる見込み。向こう1週間は曇りベースながら雪の降りやすい天候が続くという。
交通網を確保するため除雪車がフル回転した=18日午前、酒田市の国道344号