2008年(平成20年) 1月20日(日)付紙面より
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入試シーズンの幕開けを告げる2008年度の大学入試センター試験が19日、全国の各会場で始まった。庄内でも鶴岡中央高と酒田市の東北公益文科大の2会場で約1300人の受験生が志望校の合格ライン目指して問題に向かった。
参加大学は国立83校、公立74校、私立467校(1286学部)の計624校で過去最多。前年比で私立17校、43学部増加した。全国の志願者数は、少子化を反映して前年比9967人、1・8%減の54万3385人。
県内の志願者数は4837人(男2407人、女2430人)で、前年より127人減少した。庄内会場の受験者は鶴岡中央高が781人、公益大が570人。
このうち鶴岡中央高会場では初日の19日、午前8時をすぎたころから、父母らの車や徒歩でやって来た受験生が次々と門をくぐった。校舎入り口では高校の教員らが教え子たちを激励した。
午前9時半の試験開始を前に、受験生たちはそれぞれの教室に入り、「携帯電話の電源を切るように」など、試験官の注意に耳を傾けながら、問題と解答用紙が配布されるのを待った。試験が開始されると、問題用紙に視線を走らせていた。
初日は公民、地理歴史、国語、外国語。2日目の20日は理科1、数学1、数学2、理科2
、理科3が行われる。山大入試課などによると、午前中は交通機関の遅れや会場でのトラブルは報告されていないという。
大学入試の第一関門となるセンター試験で試験官の声に耳を傾ける=鶴岡中央高