2008年(平成20年) 1月27日(日)付紙面より
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酒田日本海寒鱈(だら)まつりが26日、酒田市の中心市街で開幕し、旬を迎えた寒ダラを使った熱々のどんがら汁を求める行楽客でにぎわった。
真冬の日本海で水揚げされる寒ダラのどんがら汁を中心に、酒田の食文化を全国に向け発信する恒例のイベントとして定着し、今年で21回目。
今回は、中町会場を中心に酒田駅前、さかた海鮮市場など計38店の露店が開設された。このうち寒ダラ汁は10店で販売、2日間で1万食を提供する予定。
35団体が出店した中町会場では午前10時半にタラの切り身やアブラワタ(肝臓)、ダダミ(白子)を入れ、みそや酒かすで味付けしたどんがら汁の販売がスタートした。威勢の良い客引きの呼び声が響く中、家族連れや行楽客は気に入った露店を選んで寒ダラ汁に舌鼓を打った。
初日は、朝から雪が舞うあいにくの天候となったが、午前中の出足はまずまず。行楽客は「寒い方が祭りの雰囲気が出る」などと話しながら、熱々の汁で体を温めていた。
会場では農産加工品などの特産品も販売され、祭り気分を盛り上げていた。2日目の27日は午後2時まで寒ダラ汁を販売する予定。
家族連れや行楽客が熱々の寒ダラ汁の味を楽しんだ