2008年(平成20年) 2月2日(土)付紙面より
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酒田市の天真幼稚園(齋藤善明園長、園児194人)で1日、「お料理ごっこ」が開かれた。節分を前に、園児たちが縁起物の太巻き「恵方巻き」づくりに挑戦、昼食時には今年の恵方とされる「南南東」の方角を向いて食べた。
恵方巻きは、節分に恵方を向いて丸かじりする太巻き。食べることで1年間、幸福になるとされる。太巻きは「福を巻き込む」、包丁で切らずに丸かじりするので「縁を切らない」などの意味で縁起をかつぐ。
同幼稚園では、節分行事として毎年この時期に、豆まきと、恵方巻きづくりを行っている。具材は卵焼き、かんぴょう、キュウリの3種を使用。園児たちはのりの上にご飯を平らにのせた後、配置を考えながら具材を並べ、丁寧に巻き上げていた。
恵方巻きは、しゃべらずに食べると良いとされており、園児たちはもくもくと食べ、最後の一口を飲み込むと、「おいしかった」の大声を教室中に響かせていた。
「恵方巻き」づくりに挑戦する園児たち