2025年4月27日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2008年(平成20年) 10月26日(日)付紙面より

ツイート

強い潮風から守ろう 鶴岡油戸 「魚の森づくり」防風柵設置 

 海岸沿いに森林を造成することで漁場環境の改善を図ろうという「魚の森づくり」ボランティア活動が25日、鶴岡市油戸の丘陵地で行われ、海岸部独特の強い潮風から植樹した苗を守ろうと、地元住民たちが防風柵を設置した。

 「魚の森づくり」活動は、県のモデル事業を受けて鶴岡市が主体となり1997年に始まった。市と地元住民などが協力し、油戸漁港が見渡せる丘陵地約1・6ヘクタールにクロマツやカシワ、ケヤキなどの植樹や、下草刈りなどに取り組んできた。2003年からは地元住民が中心となって「魚の森づくりの会」(佐藤邦郎会長)を立ち上げ、活動を引き継いだ。昨年まで9種の苗木延べ2600本余りを植樹、延べ約2500人が活動に参加した。

 この日は地元住民会や油戸漁業者会、県漁協女性部、加茂水産高校の生徒など合わせて約80人が参加。防風柵の設置のほか、クロマツ30本の植樹を行った。

 参加者たちは丘陵地西側の斜面まで板を運び、高さ約1・5メートルの柵20基を設置。「そっちを押さえて」「板を持ってきて」と声を掛け合いながら、活動に汗を流していた。

植樹した苗を潮風から守ろうと、地元住民たちが防風柵を設置した
植樹した苗を潮風から守ろうと、地元住民たちが防風柵を設置した


2008年(平成20年) 10月26日(日)付紙面より

ツイート

古道生かし誘客を モニター14人「六十里」体験

 仙台圏の観光客をターゲットにした「出羽の古道・六十里越街道モニタートレッキング」が25日、鶴岡市田麦俣で始まった。26日との両日、街道の自然や歴史を探訪する。

 出羽商工会(小野木覺会長)の「出羽の古道『六十里越街道』歴史資源観光振興事業」の一環で販路開拓を目的に、仙台圏の誘客を図ろうと初めて企画。今回は六十里越街道を中心に南庄内の観光資源を活用した2泊3日コースと1泊2日コースを用意。仙台や東京、内陸から14人のモニターが参加した。

 初日の25日は街道の保全などに取り組む地元の「山船頭人(やませんどう)」のメンバーが案内を務め、七つ滝から街道に入り、弘法茶屋跡、千手ブナ、護摩壇石、護身仏茶屋跡などを通り、細越峠から湯殿山神社へ向かう約8キロのコースを5時間ほどかけて歩いた。参加者たちは案内人から史跡の説明を受け、歴史とともに視界に広がる紅葉を楽しんでいた。

 26日は本明寺、注連寺、大日坊の三即身仏の見学や羽黒山の石段登り、27日は温海地域の朝市、鶴岡市大山地区の酒蔵見学や月山あさひ博物村などを見学して帰る。

 出羽商工会では、今回参加したモニターからツアーについてアンケートをとり、さらに検討を加えた上で、来年1月下旬に仙台市で開催するウオーキング団体などの売り込みに活用する予定。

仙台圏の誘客狙いに行われたモニタートレッキング=25日、六十里越街道
仙台圏の誘客狙いに行われたモニタートレッキング=25日、六十里越街道



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field