2008年(平成20年) 11月2日(日)付紙面より
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加茂水産高校(保科悟校長、生徒156人)の「水納め」が1日、校舎裏のレインボービーチで行われ、生徒たちが冷たい海に入り水高生の心意気を示した。
学習の場としている海への感謝を込め、5月1日の「水開き」とともに1946年の開校以来、毎年続けている伝統行事。今年は遠洋航海中の2年生の一部生徒らを除き、男女生徒134人が参加。
この日の水温は19度とこの季節にしては高めだったが、海沿いの風が吹き気温は16度と肌寒い天気。水着姿になった生徒たちは整列して「裸体操」で気合を入れると、次々に海中へ入った。
「うおー」と雄たけびを上げながら沖合のブイを回る約40メートルのコースを“水泳”。3年生の斎藤直吉君(17)は「海に入ってしまえば寒くない。海が好きで3年間参加し、いい思い出となった」とすがすがしい顔で話した。
伝統行事の水納めで海を泳ぐ加茂水高生たち。この日の水温は19度