2008年(平成20年) 12月19日(金)付紙面より
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JR鶴岡駅(中澤昭義駅長)に、「みどりの窓口」に並ばなくても機械操作で特急や新幹線の指定席券、定期券などが購入できる券売機が設置され、21日から稼働する。スムーズな発券が可能になり、利用者の利便性向上が期待される。
みどりの窓口の混雑を緩和し利用者のサービス向上を図ろうと導入した。従来から設置している3台の券売機では乗車券や回数券、特急や新幹線の自由席券などしか購入できなかったため、このうち1台を指定券なども発券できる機械に切り替える。庄内地域のJRの駅では酒田駅にひと足早く設置され、今月7日から稼働している。
新しい券売機は、音声ガイドに従って画面を操作する。みどりの窓口同様に利用日の1カ月前から指定券を購入でき、画面表示で希望列車の座席の選択もできる。このほか、従来の券売機ではできなかった通勤・通学定期券(通学定期券は年度をまたがない継続のみ)の購入や領収書の発行、クレジットカードの利用も可能になる。また、庄内・東京フリーきっぷなどJRの「おトクなきっぷ」の購入もできる。
これから年末年始にかけてみどりの窓口の混雑が予想されることから、同駅では「機械操作で購入できる人にとっては待ち時間が短くなる。それに伴って窓口の方の混雑も緩和されると期待している」と話している。
JR鶴岡駅で21日から稼働する指定席券や定期券なども購入できる券売機