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2008年(平成20年) 12月20日(土)付紙面より

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ハタハタの人工授精に挑戦 松原小 加茂水高で資源の大切さ学ぶ

 総合学習でハタハタについて学んでいる酒田市の松原小学校(那須栄一校長)の6年生101人が19日、鶴岡市の加茂水産高校でハタハタの人工授精を体験した。

 酒田市のNPO法人「みなと研究会」(守屋元志代表理事)が初めて企画した。松原小は同研究会が2005年から行っているハタハタの産卵床づくりに協力しているほか、3年前から加茂水産高の出前授業でハタハタについて学んでいることから、人工授精の作業を通し生命や資源の大切さをより深く学んでもらおうというもの。

 この日は6年生が4つのクラスごとに水産高を訪れ、栽培漁業を選択している海洋環境科マリンスポーツ系の3年生3人と佐藤亘教諭の指導で人工授精を体験。海水温が高く庄内沿岸にはまだハタハタが寄ってこないため、秋田県金浦沖で前日捕れたハタハタを使った。

 児童たちは雌のおなかからしぼり出したゴルフボール大の卵塊に、2、3匹の雄の精子をかけた後、海水を入れた水槽内で網目に組んだロープに付着させた。無事にふ化することを願いながら一つ一つの作業に丁寧に取り組んでいた。

 水産高などによると、今回は生きたハタハタでなかったためどの程度ふ化するかは分からないというが、順調にいけば来年2月上旬ごろにふ化するという。同研究会では「一時はほとんど捕れなくなったハタハタ。自分たちが住む近くの海で捕れる魚の大切さを感じてもらえれば」と話した。

ハタハタの人工授精を体験する松原小の6年生
ハタハタの人工授精を体験する松原小の6年生



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