2025年4月14日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2009年(平成21年) 3月13日(金)付紙面より

ツイート

森の新メニュー開発 中山間地の特産活用 つるおか元気プロジェクト 山王商店街が取り組み

 鶴岡市の山王商店街の料理店や菓子店が、中山間地の食材を活用して開発した「森の新メニュー」の試食会が11日、市コミュニティプラザ・セントルで開かれた。温海地域特産の赤カブや、朝日地域のそば粉などを使ったオリジナルメニューが披露され、商品化などの可能性を探った。

 つるおか森のキャンパス推進協議会(会長・佐藤正明鶴岡副市長)が進める「つるおか森のキャンパス元気プロジェクト」事業の一環。これまでプロジェクトでは市や民間団体、研究機関など14団体が連携し、森の産直カー事業などを展開している。同推進協に加盟する鶴岡山王商店街振興組合(三浦新理事長)は、昨年12月から中山間地の食材を活用した「山王食のブランド」開発に着手。地域農業者などの所得向上、商品の販売による商店街の活性化なども目的のひとつとして、同商店街の飲食店、菓子店計5店舗が新メニュー創作を進め、今回の試食会に合わせて「森の新メニュー」と名付けた。

 この日は同商店街や市、生産者など関係者合わせて約25人が出席。山形大学農学部の江頭宏昌准教授が温海カブの葉を使って2006年に開発した「赤カブ葉パウダー」をめんに練り込んだうどん、カヤの実を使ったクッキー、朝日地域特産のソーメンカボチャのゴマ酢和え、朝日産のそば粉を団子状に練り豚肉を包んで揚げた「かいもち揚げ」など9品が発表された。

 出席者たちはさっそく各メニューを皿に取り、味を確かめた。参加した20代女性は「赤カブ葉パウダーの豆乳蒸しがとてもおいしかった。カブの苦味が淡白な白身魚とよく合う」と気に入った様子。試食後は「うどんは和風のめんつゆで食べた方が大衆向けでは」「赤カブ葉のドレッシングは魚介類にも合いそうだ」など活発な意見交換があった。

 同商店街振興組合は「試食会の意見を参考にするとともに、コスト面なども考慮しながら商品化を目指したい」と話していた。

山王商店街の飲食店、菓子店が開発した「森の新メニュー」の試食会
山王商店街の飲食店、菓子店が開発した「森の新メニュー」の試食会



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field