2009年(平成21年) 3月14日(土)付紙面より
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自動料金収受システム(ETC)利用者を対象に、28日(一部は20日)から「休日上限1000円で乗り放題」など高速道路料金が大幅に値下げされるのを前に、ETC車載器の購入費を助成する制度が12日から始まった。実施期間は31日までで四輪車が5250円、二輪車が1万5250円それぞれ一律の助成が受けられる。
助成は財団法人高速道路交流推進団体が実施する。助成を受けるには同財団が指定した「助成取扱店」で新規にETC車載器の購入手続きをすることが条件。短期間で手放すことを防止するため、支払い期間を2年以上の分割払いで購入しなければならない。
取扱店は同財団のホームページで紹介されている。
助成が始まったことを受け、庄内地方の車用品販売店や自動車販売店には車載器を買い求める人や問い合わせが殺到している。
鶴岡市切添町のカー用品専門店「コクピット鶴岡」では助成が始まる前に大量入荷し、特設コーナーを設け販売対応したところ、通常の約20倍のペースで売れているという。担当者は「予想以上の売れ行きで品薄状態になった。今週末にはピークを迎えると思う。製造メーカーにもほとんど在庫がないと聞いている。助成期間内に契約手続きを済ませたい人は早めに購入したほうがいい」と呼び掛けている。
四輪車用のETC車載器は通常、取り付け料込みで2万円前後かかるが、助成で個人負担が4分の3程度になる。
助成がスタートし、ETC車載器の売り上げが急増=12日、コクピット鶴岡