2009年(平成21年) 3月19日(木)付紙面より
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庄内地方の多くの小学校で18日、卒業証書授与式が行われ、卒業生たちが6年間の思い出と希望を胸に学びやを巣立った。
庄内地方の小学校86校のうち17日に4校が卒業式を終え、18日は64校で挙行。残りの18校は19日に行われる。
酒田市の亀城小学校(佐藤正夫校長、児童424人)では、在校生と保護者、教職員、来賓が見守る中、真新しい中学の制服に身を包んだ卒業生82人が会場の体育館に入場した。
佐藤校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した後、「心からの祝福を受け卒業する皆さん、おめでとう。大きなランドセルを背負って入学してから6年。今ではそのランドセルも小さく見えるようになった。目標と夢を持ち、充実した中学生活を送ってくれることを心から願う」とお祝いの言葉を述べた。
その後、児童会主催の「卒業生をおくる会」が開かれた。在校生が「はじめの一歩」「Believe」などの合唱を披露しながら「6年生の思いを引き継いでいきます。楽しい毎日をありがとうございました」と声を合わせた。これに対し、登壇した卒業生たちが「旅立ちの日に」を館内に響かせた後、「誇りを胸に、夢と希望を持って中学でも頑張ります」と答えた。
在校生の作った花のアーチ、出席者の温かい拍手に包まれ、卒業生たちは少し涙ぐみながらも晴れ晴れとした表情で学びやを巣立っていった。
晴れ晴れとした表情で学びやを巣立つ卒業生=18日午前、亀城小