2009年(平成21年) 4月1日(水)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地でミズバショウが咲き始め、里山に春の訪れを告げている。
ミズバショウは近畿以北の湿地や水辺に群生するサトイモ科の多年草。純白の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれ、中に淡い黄色の穂状の花を咲かせる。
鶴岡市では、高館山や熊野長峰、月山ビジターセンター周辺などに多くの自生地がある。中でも松ケ岡の湿地は開花が早いことで知られている。
雪解け水が流れ込む湿地では、遊歩道沿いに純白の仏炎苞を開かせ始めたミズバショウが点在し、かれんな姿で訪れた人を魅了していた。
松ケ岡の湿地に群生するミズバショウが咲き始めた