2009年(平成21年) 4月3日(金)付紙面より
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自由来館型児童館「鶴岡西部児童館」が完成し1日、開館セレモニーが行われ、利用がスタートした。
鶴岡市街地の西部地区住民が設置を要望。市は同地区に住宅地が拡大、児童が増加傾向にあるとともに核家族化が強まっていることから、鶴岡地域では3カ所目となる児童館設置を決めた。設置場所は、市内の各小学校と比べ広めに確保されている朝暘六小のグラウンドの一部を活用した。
同館は木造一部2階建て、延べ床面積約450平方メートル。1階に放課後児童クラブ室、授乳室を備えた乳児室、静養室、遊戯室、事務室を設け、2階部分には子供たちが隠れ家的に使って遊べるロフトを備えた。総事業費は約1億3000万円。市の中央、大山、櫛引東の各児童館と同様に市社会福祉協議会が指定管理者の指定を受け、施設を管理・運営する。
この日の開館セレモニーには、富塚陽一市長をはじめ、地元の児童や親子ら70人が出席。はじめに富塚市長が「良い子供が育つ環境ができたと思う。地元の方たちに存分に活用してもらいたい」、朝暘六小児童を代表して原口夏希君(6年)が「児童館には楽しい場所がたくさんある。たくさんの子供たちが楽しい時間を過ごせると思う」などとあいさつした。
続いて、富塚市長や原口君ら8人がテープカットし、開館を祝った。その後、出席らが市職員の案内で館内を見学するとともに利用がスタート、訪れた親子や児童たちがロフトや乳児室を活用していた。
休館日は祝日と年末年始。開館時間は午前9時から午後5時まで。また、放課後児童クラブは同6時半まで利用できる。
関係者らがテープカットし、開館を祝った