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2009年(平成21年) 4月5日(日)付紙面より

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可能性広げたい 東北公益大入学式 晴れの日に決意新た

 東北公益文科大(黒田昌裕学長)の2009年度入学式が4日、酒田市の公益大公益ホールで行われ、大学院生9人を含む162人が入学した。

 本年度は公益学部(定員240人)に男性91人、女性62人の計153人、大学院修士課程(同30人)に男性5人、女性1人の計6人、同博士課程(同4人)に男性2人、女性1人の計3人が新たに入学した。

 入学式には学生と保護者、教育関係者ら約500人が出席。渋川智明公益学部長の学事報告に続き、新入学生の名前が読み上げられた。その後、黒田学長が式辞。「これからの道は君たち自身が切り開いていかないといけないが、それは難問。世の中には素晴らしい人材がたくさんおり、私どもはそういう人たちに接する機会を提供する。ひるまないで接し、何かを得てほしい」と期待した上で、「この庄内から本当に安全で安心して住める社会のモデルを全世界に提供するチャレンジを、ぜひ一緒にしていこう」と呼び掛けた。

 富塚陽一鶴岡市長の祝辞に続き学部入学生代表の齋藤沙友希さん(18)=山形北高卒、河北町出身=が「ここ庄内をキャンパスとして勉学に励みつつ、自分の可能性を広げ、庄内から世界に発信できる力をはぐくんでいく」、大学院入学生を代表して石川聡さん(35)=鶴岡市職員、鶴岡市藤島在住=が「地域のさまざまな課題をつぶさにとらえ、対処できるように日々の研究に精進する」とそれぞれ決意表明。阿部寿一副理事長(酒田市長)が「ここを、人としての付加価値をつけ自ら成長するための大きなジャンプ台にしてほしい」と歓迎の言葉を贈った。

学部入学生の代表が黒田学長(右)に決意を表明
学部入学生の代表が黒田学長(右)に決意を表明



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