2009年(平成21年) 4月8日(水)付紙面より
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庄内地方の半数余りの中学校で7日、入学式が行われ、真新しい制服に身を包んだ新入生たちが、3年間の中学校生活をスタートさせた。
この日に入学式を行った中学校は、酒田・飽海の全12校と鶴岡・田川の14校のうち3校の計15校。ほかの中学校は8日に9校、9日に4校が行う。
53回目の入学式を迎えた酒田市立第四中学校(伊藤育夫校長、生徒593人)では、学区内の6小学校などから男子106人、女子92人の計198人の新1年生が入学した。少し大きめの制服姿でブラスバンドの演奏に合わせて行進し、在校生や保護者らの大きな拍手に迎えられて体育館に入場。担任の教諭による氏名呼び上げに元気な声で「はいっ」と答え起立した。
伊藤校長が「言葉のキャッチボールをいっぱい行い、信じられる友達をたくさんつくってほしい。この3年間で、進む道がある程度決まると言っても過言ではない。さまざまなことにチャレンジして自分の良さを見つけ、自ら輝く中学生活を送ってほしい」と式辞。
高橋満幸PTA会長らの祝辞に続き、生徒会長の鴨澤侑平君(3年)が、宮沢賢治の「アメニモマケズ」の一部を朗読した上で「新入生の皆さん、相手を思いやる気持ちを大事にし、この伝統ある四中のよき一員として力を発揮してください」と歓迎の言葉を述べた。
これに応え、佐藤匠君が新入生を代表して誓いの言葉。ステージ上で伊藤校長と対面し、「今日からは中学生としての自覚と責任を持ち、3年間の学校生活を有意義に送りたい。中学校は未知の世界で不安もあるが、先生方や先輩の教えを守り、立派な四中生になるよう努力する」と力強く決意を表明した。
大きめの制服に身を包んだ新入生が先輩の拍手に迎えられ入場=酒田四中