2009年(平成21年) 4月8日(水)付紙面より
ツイート
荘銀総合研究所(山形市本町一丁目)主催の鶴岡地区新入社員セミナーが7日、鶴岡市の鶴岡地域職業訓練センターで開かれ、新入社員たちが接客や話し方、電話応対の基本などについて学んだ。
同総研のセミナーは毎年この時期、県内5カ所で開催されており、庄内では鶴岡、酒田の両地区で開かれている。荘内銀行グループの取引先企業や、各地区の一般企業の新入社員と入社5年以内の社員が対象。
鶴岡地区のセミナーには42人が参加。講師は、元NHK庄内文化センターの「オフィスマナー入門講座」講師で荘内銀行お客さま相談室接遇インストラクターの須佐恵美さんが務めた。須佐さんはセミナーのテーマを「心からのおもてなし・実践道場」と定め、参加者同士がコミュニケーションを取り合い、マイクを手に発表し合いながら学ぶ体験型の研修を行った。はじめに隣同士が「セミナーでどんなことを身につけるか」などを自己紹介した。
続いて「家電量販店で買い物中、商品の説明を聞こうとスタッフを探すと奥の方に数人いる。どんな人に声を掛けるか」と須佐さんが質問。参加者は「雰囲気が明るそうな人」「身だしなみがきちんとしている人」などと答えた。これに対して須佐さんは「初対面の場合、人は見た目(視覚)で判断する部分が大きい。接客では明るい雰囲気、清潔感を出すことが大事」と説明した。また、さわやかな笑顔を見せる「わりばしスマイル」に挑戦。前歯で割りばしをかんだ状態でほおの筋肉を上げる方法に、新入社員たちは照れ笑いを浮かべながら一生懸命笑顔の作り方を学んでいた。
割りばしを使ってさわやかな笑顔を浮かべる練習に取り組んだ