2009年(平成21年) 4月9日(木)付紙面より
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吉村美栄子知事は7日、三川町の県庄内総合支庁を訪れ、同支庁などの職員に年度当初のあいさつを行い、「総合支庁の皆さんには、地域における対話を通じて今まで以上に県民や市町村から頼られる存在になることを期待する」と訓示した。
年度初めに県内4つの総合支庁ごとに行うあいさつで、吉村知事が2月14日の就任以降、庄内総合支庁を訪れるのは初めてという。
この日は同支庁講堂に支庁職員や庄内地域の県関連の出先機関の職員ら約400人が集まった。あいさつで吉村知事は「厳しい時代だからこそ希望を持ち、皆で助け合い、前向きに取り組み、切り開いていく姿勢が大切」と述べ、庄内を舞台とした映画「おくりびと」の米アカデミー賞受賞を挙げて「山形県は今、国内外の注目を集めている。さまざまな資源を見つめ直し、県民みんなで大事に育てていきたい」と語った。
さらに、▽県民の目線に立つ▽現場の声を聞く▽市町村や地域の立場で必要とする政策を考える―の3点を挙げ、「県民の声をくみ取り、市町村の声を受け止めることのできる、県民の最前線で仕事をしていただいている皆さんには、この3つのことを繰り返し念頭に置いてもらいたい。活力ある山形県の実現ために一緒に頑張っていきましょう」と呼び掛けた。
吉村知事はこの後、庄内の5市町を回り、首長らに新年度のあいさつをした。
庄内総合支庁の職員らに新年度のあいさつをした吉村知事(右)