2009年(平成21年) 4月9日(木)付紙面より
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庄内地方の約半数の小中学校で8日、入学式が行われた。新入生が希望と期待を胸に、新たな学校生活をスタートさせた。
この日、庄内の小学校83校のうち48校、中学校26校のうち9校で入学式が行われた。小学校は7―9日の3日間で全校が入学式を迎える。中学校は鶴岡田川地区が8、9日に集中しており、酒田飽海地区は7日にすべて終えた。
このうち鶴岡市の鼠ケ関小学校(齋藤圭一校長、児童151人)は、先月下旬に完成したばかりの真新しい体育館で入学式が行われた。温海スギの香りがほのかに漂う体育館に、男子14人、女子7人の合わせて21人の新入生が在校生や保護者の拍手に迎えられて入場。1人ずつ名前が読み上げられると、大きな声で「はい」と返事をした。
齋藤校長が「新入生の皆さん、入学おめでとう。新しい体育館は2週間前に完成したばかりで、入学式を迎えるのは皆さんが初めて。広い廊下と明るい教室があり、蓄熱暖房という石油を使わない地球に優しい方法で校舎を暖めます。皆さんはこの校舎で学びながら、地球にも人にも優しい子供になってください」と祝福した。
少し緊張した表情を見せる新入生たちに、集まった保護者たちは我が子の晴れ姿を残そうとカメラやビデオカメラを向けていた。
鶴岡市から新入生に黄色の帽子が贈られた=鶴岡市の鼠ケ関小