2009年(平成21年) 4月12日(日)付紙面より
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イベントを通して防火を学ぶ消防ふれあい広場が11日、鶴岡市のエスモール広場に開設され、家族連れなどが多彩な催しを通して楽しく防火を学んだ。
9日から展開されている「春の火災予防運動」の行事の一つとして、鶴岡市消防本部などが関係各機関の協力を得て毎年実施している。
今回は、元ラジオレポーターでイベントなどの司会をしている山崎典子さん(41)=羽黒町増川新田=が一日消防署長を務めた。板垣博消防長から委嘱状を受け取った山崎さんは「火災予防を身近なものと感じ、一人一人が注意していこう」と買い物客らに防火意識の徹底を呼び掛けた。
会場にははしご車の乗車や消火器の取り扱い、ミニ消防車の乗車、消火器取り扱いといった体験コーナーのほか、住宅防火診断、住宅防災機器の展示などのコーナーが設けられた。
中でもはしご車とミニ消防車の乗車体験が子どもたちの人気を呼び、高さ20メートルのはしご車に乗った子供たちは「空の旅」を体験した。このほか、消防署員の手ほどきを受けて消火器の使い方を習い、的をめがけて放水していた。消防音楽隊の演奏などのアトラクションも行われ、消防隊員らはさまざまな催しを通して火災のないまちの実現を市民に呼び掛けた。
消火器を使って子どもたちが的をめがけて放水