2009年(平成21年) 4月15日(水)付紙面より
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酒田まつりに提灯(ちょうちん)で参加しませんか―。酒田観光物産協会は、今年で創始400年を迎える酒田まつりをにぎやかに飾り、記念の年を祝う特製提灯=写真=を製作した。企業や商店向けに協賛社・店名などの入った提灯を販売したほか、市民にも自宅の玄関などに飾ってもらおうと、購入申し込みを受け付けている。
同協会では昨年まで、企業名などの入った協賛ぼんぼりを市役所周辺などに設置していた。しかし、ぼんぼりでは数が限られることもあり、今年はより普及が見込める提灯に変更。表面に落語や歌舞伎の看板、相撲の番付などに使われる「勘亭流」という書体で「酒田まつり」と赤字で、裏面に黒字で企業名を書き入れたものを市役所駐車場の北側、通称「松山街道」沿いにずらりと飾り、夜は中の電球をともしてまつりを一層、華やかに演出する。同様に、商店向けとして裏面に商店名の入った提灯を販売。店先などに下げてもらう。
一般市民向けのものは、材質(ビニール)と大きさ(61センチ×33センチ)、表面の「酒田まつり」の赤文字は同じで、裏面が白地のまま。電球(20ワット)とソケット、コンセント付き3メートルコードのセットで価格は3500円。「できるだけ多くの市民にまつりに参加してもらおう」と、同協会が費用の一部を負担し、価格を抑えた。購入申し込みは24日まで。5月11―15日に現金と引き換えで引き渡す。
同協会では「市民向けの提灯は自治会の回覧板などでも購入を呼び掛けており、これから申し込みが本格化するのでは」と話し、「玄関などに設置し、まつりムードの盛り上げに一役買ってもらいたい」と期待している。問い合わせは酒田観光物産協会=電0234(24)2233=へ。