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2009年(平成21年) 6月13日(土)付紙面より

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磨き上げた「技」伝授 酒西高 プロが指導、音楽科研修会

 文化庁の「学校への芸術家等派遣事業」の一環として酒田西高校(小柳秀記校長)で11日、山形市在住のバイオリニスト、駒込綾さんらを招いた音楽科研修会が開かれ、同校1年生がバイオリンの音色に耳を傾けた。

 同事業では、児童・生徒の芸術に対する関心を高めようと、優れた活動を行っている芸術家や伝統芸能の継承者らを学校に派遣し、磨き上げた「技」を披露してもらうもの。

 今回は、生徒から豊かな心と感性をはぐくんでもらおうと、1年生対象の「芸術科研修会」の一環として企画。108人が参加した。

 演奏を披露した駒込さんは秋田市出身。山形大教育学部音楽文化コース(アンサンブル専攻)を卒業。現在は山形市で音楽教室のバイオリン講師を務める傍ら、「山形弦楽四重奏団」「アンサンブル・ミューズ」の奏者として同市を拠点に活躍している。

 研修会ではピアノに同じく山形市在住の永田明子さんを迎え、エルガー「愛の挨拶」やビバルディ「四季より『春』」などを演奏。また、幕あいにはバイオリンの弾き方の実演指導も行われ、生徒たちに磨き上げた「技」を“伝授”した。

 この日は同事業で音楽科のほかに、東北芸術工科大教授の竹内昌義さんが講師を務めた美術科、酒田西高教諭による書道科も行われ、1年生200人がそれぞれ希望の科目を選択した。

駒込さんの奏でる音色に生徒たちが聴き入った
駒込さんの奏でる音色に生徒たちが聴き入った


2009年(平成21年) 6月13日(土)付紙面より

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マスやイカ さばいたぞ 園児に浜の食文化“伝道” 遊佐

 遊佐町の遊佐保育園(箕輪真理子園長、園児97人)で12日、食育講座が開かれ、「庄内浜文化伝道師」の佐藤憲三さん(遊佐町遊佐)らの指導で、年長児20人が「イカのドレッシング和え」「マスのホイル焼き」の調理に挑戦した。

 「伝道師」は、庄内産海産物のおいしさや独特の食文化を伝える人たちを、県庄内総合支庁が試験の上で認定。酒田調理師専門学校同窓会長を務めている調理師の佐藤さんは、昨年10月に認定を受けた。

 講座は「伝道師」活動の一環として行われ、佐藤さんが同保育園の協力で企画した。佐藤さんは生のスルメイカ30匹とマス1匹を持参し、同校同窓会副会長で食育インストラクターの資格を持つ中鉢昭夫さんとともに訪問した。

 佐藤さんはまず、園児たちに「イカの足は何本?」「泳ぎ方は?」などと質問しながらイカの生態について解説。その後、園児たちは2人から手伝ってもらいながら、マスやイカを食べやすいサイズに切るなど体験した。包丁に慣れてない園児たちは「うまく切れないよう」と苦戦しながらも見事に完成、佐藤さんらと年長児が昼食として味わった。

佐藤さん(左)の指導でマスをさばく園児
佐藤さん(左)の指導でマスをさばく園児



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