2009年(平成21年) 6月19日(金)付紙面より
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鶴岡市下川の窪畑ファーム(山本斉社長)で18日、近くのひばり保育園(佐藤佐津子園長)の園児たちがミニトマトの収穫を体験した。
同ファームは一昨年から微生物を使った無農薬農法でトマトを栽培している。今回は「見てみる、体験してみる食育」として、園児に地元で生産される農産物を知ってもらおうと同ファームと同保育園が初めて企画した。
この日は3歳児25人が訪問。同ファームの担当者からトマトのもぎ方を教えてもらった後、約1650平方メートルのハウスに入り、赤く色づいた直径2センチほどのミニトマトを収穫した。園児たちは広いハウスの中で気に入ったトマトを見つけ丁寧にもぎ取った。
この後、試食を行い、園児たちは「甘い」「おいしい」と大喜び。中にはトマトが苦手な園児もいたが、自分で収穫したトマトだけに、残さずきれいに平らげていた。
19日は4歳児が収穫を体験する予定。
ミニトマトを収穫するひばり保育園の園児たち
2009年(平成21年) 6月19日(金)付紙面より
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庄内地方各地の海岸でイワユリが見ごろを迎え、鮮やかなオレンジ色の花が夏の訪れを告げている。
イワユリは海岸の岩場やがけに生えるユリ科の多年草で、正式名称はスカシユリ。主に日本海岸側の新潟県以北や太平洋側の紀伊半島以北に自生する。
庄内地方では、5月に酒田市飛島で一足早く咲き始め、本土では鶴岡市の温海地域や三瀬地域などの岩場に6月から8月ごろにかけて花を咲かせる。
好天に恵まれた17日、三瀬海岸の岩場にある群生地では、青い海をバックに、たくさんのイワユリがオレンジ色の花を咲かせ、穏やかに吹く潮風に揺れていた。
鮮やかなオレンジ色のイワユリが咲き誇っている=17日、鶴岡市三瀬の群生地