2010年(平成22年) 4月8日(木)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地でミズバショウが咲き始めた。今年は4月に入ってからも気温が上がらず、2週間ほど遅い開花。ようやく咲き始めた純白の姿が里山に春の訪れを告げている。
市羽黒庁舎観光商工室によると、松ケ岡では幅約30メートル、奥行き約300メートルの湿地に約2万株が自生している。例年は3月下旬から咲き始め、4月上旬には見ごろを迎えるが、今年は開花が遅く、花のように見える純白の仏炎苞(ぶつえんほう)の形も小さめという。
湿地には遊歩道が設けられ、小川沿いに咲く姿を間近に見ることができる。現在は数株ずつが点在。葉の緑、仏炎苞に包まれた黄色の穂状のコントラストが美しく、里山の静寂の中でかれんな姿を見せている。
今月17、18日ごろには見ごろを迎えるという。