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2010年(平成22年) 6月12日(土)付紙面より

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お待たせ糖度抜群 鶴岡産メロン 首都圏へ初出荷

 今年の鶴岡産ネットメロンが11日、同市茨新田のJA鶴岡西郷選果場に初出荷され、ハウスもののアンデスメロンが首都圏などへ発送された。

 JA鶴岡ネットメロン専門部は210人の生産者で組織し、今年の作付面積は前年とほぼ同様の157ヘクタール。今月中旬ごろから連日出荷となり、ハウスものは7月上旬、露地ものは7月末ごろにピークを迎える。今年はアンデス、鶴姫の青肉系、赤肉系など4品種で昨年実績とほぼ同程度の計60万ケースを出荷する予定。

 この日は西郷地区の生産者が2L(5個入り)を中心に計720ケースを選果場に持ち込んだ。糖度をチェックしたところ、糖度が16度と基準値(14度)を上回り、甘味は十分で品質も良好だった。首都圏での卸値は平均で1ケース4000円―5000円程度と見込む。

 搬入と検査後、同選果場で初出荷式が行われ、JA鶴岡役員室の本間孝代表理事常務らがテープカットを行い、出荷を祝った。

 JA鶴岡営農販売部園芸特産課は「春先の低温・日照不足の影響で生育が1週間ほど遅れたが、6月の好天のおかげで収穫前に糖度が上昇し、良好な状態となった」と話していた。

初出荷された鶴岡産のアンデスメロン
初出荷された鶴岡産のアンデスメロン


2010年(平成22年) 6月12日(土)付紙面より

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甘い香り 温海・ばら園見ごろ

 鶴岡市のあつみ温泉街にあるばら園のバラが見ごろを迎え、甘い香りが広がっている。12、13の両日には同園周辺で「第44回ばら園まつり」が開かれる。

 ばら園は、温泉街の東側に位置する熊野神社の参道周辺に1962年に開設。約5000平方メートルの敷地に一重咲きの「スクリーンコクテール」や黄色の「クローネンブルグ」、深紅の「ジョセフィンブルース」など約90種、3000株が植えられている。あつみ観光協会によると、今年は4月ごろの低温の影響で例年に比べて1週間ほど遅れていたが、先月末ごろに咲き始め、今は早咲きの品種が見ごろを迎えている。

 10日午前中は、観光客たちが訪れ、園内をゆっくり散策しながら見事に咲き誇ったバラにじっくり見入っていた。

 今年のまつりは、初日の12日に園内の屋外ステージで念珠関辨天太鼓創成会とその子供会の太鼓演奏やカラオケ発表などが行われる。このほか、朝市広場で焼き鳥や生ビールを販売する居酒屋「男塾」が出店される。

 13日は地元越沢出身の歌手・ケイ潤子さんや鼠ケ関出身でNHKのど自慢山形県大会でチャンピオンに輝いたことがある佐藤善人さんらによるスペシャルコンサートが行われる。また、ばら園を舞台にした野だて、温海川沿いに特設される会場で温海地域の特産品を一堂に集めた特産市、あつみ温泉ペア宿泊券やミニバラ鉢など豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会などが行われる。

 問い合わせはあつみ観光協会=電0235(43)3547=へ。

見事に咲き誇ったバラが来園者たちを楽しませている
見事に咲き誇ったバラが来園者たちを楽しませている



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