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2010年(平成22年) 7月7日(水)付紙面より

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まかせて「飛鳥ブランド」 飛鳥中2年生 「ふっチョコ」など考案

 「飛鳥ブランド・プレゼンテーション」と審査会が5日、酒田市ひらたタウンセンター内のシアターOZ(オズ)で開かれた。飛鳥中学校(梅木仁校長)の2年生11グループが、地元産の材料でつくる小物やお菓子などをそれぞれ寸劇入りで提案。地元企業の代表らが審査し、「ふっチョコ」など商品化候補4点を選んだ。

 同校では、生徒に地元の産品や文化などに興味を持ってもらい、それらをもとにした商品を開発することで企画力を高める一方、そのプレゼンテーション(発表会)を通して表現力のアップも図ろうと昨年、2年生を対象に「飛鳥ブランド」の製作活動をスタートした。子供たちが提案したものの中から、イチゴ大福のサクランボ版「もっチェリー」と、麩(ふ)のお菓子「麩っくらラスク」は地元企業が実際に商品化し、販売している。

 2年目の今年は、4―6人で構成した班それぞれが、アイデアを詰め込んで考えた商品の特徴や作り方、販売戦略などを、楽しい寸劇を交えて発表。使う素材はサクランボ、だだちゃ豆、米粉がベスト3で、麩、和ナシ、イチゴなどもあった。

 酒田ふれあい商工会長でもちの「なかせ」社長の中瀬義秋さんら9人が審査。その結果、平田地域の伝統工芸でもある刺し子をメーン素材にした手作り「刺し子ストラップ」、板状の麩の間にチョコレートをはさみ、パリパリの食感とチョコの甘さを楽しめる「ふっチョコ」など4品が優秀賞に選ばれた。

 今後は、地元企業と協議しながらこの4品の試作品をつくり、9月3日に発表・試食会を開催。同26日には交流を深めている田園調布学園(東京都世田谷区)の文化祭で訪問販売するほか、東京の青山通りに面した自然食品・化粧品などの専門店「ナチュラルハウス青山店」(東京都港区)でも、パフォーマンスを交えて販売する。

 梅木校長は「生徒の表現力を鍛えるのもこの活動の狙いの一つ。シャイな飛鳥中生が、都会のどまんなかでどれだけ頑張ってくれるか楽しみ」と話している。

飛鳥中の2年生が自分たちで考えた「飛鳥ブランド」製品の作り方などを説明した
飛鳥中の2年生が自分たちで考えた「飛鳥ブランド」製品の作り方などを説明した


2010年(平成22年) 7月7日(水)付紙面より

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楽しい ソーラー紙飛行機作り

 酒田共同火力発電(酒田市、鈴木信次社長)主催の科学教室が6日、遊佐町の高瀬小学校(松本寿美子校長、児童111人)で開かれた。児童たちを前に、山形大学大学院理工学研究科の東山禎夫教授がエネルギーや電気について分かりやすく解説した。

 興味深い講義とデモンストレーション、工作を通し、児童から科学知識を身に付けてもらうとともに、「ものづくり」の楽しさを感じてもらおうと、同社は1999年から毎年、酒田飽海地区の小学校に出向き同教室を開催している。

 この日は東山教授と大学院生、同社社員が訪問し、同校の6年生15人が受講。東山教授は「電気がどうやってできるのか、身近に思ってほしい」とあいさつ、風船を活用し圧力エネルギー、ボールを使い運動・位置エネルギーについて解説した。

 児童たちはその後、手動モーターを回し集めた熱エネルギーで、シャープペンシルのしんを燃やす実験を繰り広げたほか、太陽電池や小型モーターなどを材料にし「ソーラー紙飛行機」作りに挑戦。楽しみながら電気について理解を深めた。

東山教授(左から2人目)の指導でエネルギーについて学ぶ児童たち
東山教授(左から2人目)の指導でエネルギーについて学ぶ児童たち



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