2025年1月8日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 2月23日(水)付紙面より

ツイート

第60回全国小・中学校・PTA新聞コンクール 総理大臣賞に松陵小の「万里」 平田中「平中タイムス」が名誉大賞

小学校学校新聞の部 松陵小「万里」

 「私たちのときに一番すごい賞を取れてうれしい」「毎年、上位の賞を取っていてプレッシャーがあった。今年も受賞したと聞き安心した」

 これまでも数々の受賞歴を誇る「万里」を発行する松陵小の「松陵タイムズ委員会」のメンバーは、2年ぶりの内閣総理大臣賞受賞の知らせを喜ぶとともに、ほっとした表情を見せた。

 「万里」はタブロイド判4ページ。基本的に学期ごとに1回、年3回発行している。このほかに月2回ほどのペースでファクス新聞を出しており、指導に当たって7年目になる齋藤真結美教諭は「子供たちは、ひたすらインタビューを行ったり記事を書く毎日」と話す。

 同委員会は4―6年生の19人。6年生を中心に月2回の委員会で方針を決め、「地域の人々に親しみやすい新聞」(齋藤教諭)を目指し、地元でもあまり知られていないようなことも取材を重ねて記事化している。

 今年は、社会に目を向けるため一般新聞から一つの題材を取り上げ、子供の視線で分析しコラム形式で掲載する新コーナー「ニュースウオッチング」を設けた。担当した同タイムズ委員長の高谷知永理さん(6年)は「政治の話題は難しいけど、勉強になった」と感想。「4、5年生には培ってきた委員会の誇りを持って頑張ってほしい」と期待した。
 

中学校学校新聞の部 平田中「平中タイムス」

 これまでに数多く上位受賞している学校をたたえようと、コンクール60回を記念して学校新聞の部に創設した名誉大賞・毎日新聞社賞で、中学校の初代受賞校に輝いた。

 「平中タイムス」は昨年までの6年間に内閣総理大臣賞を4回、文部科学大臣賞を2回受賞。昨秋まで生徒会新聞部長を務めた長沢佳奈さん(3年)は「最初、3番目の賞と思いショックだった。でも内閣総理大臣賞と同等かそれ以上の賞と聞き、頑張ってきたかいがあった」と話す。

 新聞部は各クラスから集まった計約20人のメンバーで構成。基本的に1、8月を除く毎月1回、A4判4―6ページ建ての新聞を発行している。

 同校は2012年春、酒田二中と統合。平田中の名前は消える。部長を引き継いだ佐藤彩乃さん(2年)は「『平中タイムス』としても最後の1年間になる。歴史に残る新聞にするため、おじいちゃんやおばあちゃんたちから取材して、地域のことに関するコーナーをつくりたい」と意欲をみせる。

 2004年に赴任してから指導を続けている出嶋睦子教諭は「どんな新聞にすれば最後の年にふさわしく地元の皆さんに喜んでもらえるか、とても難しいと思うが、子供たちは実現してくれると信じている」と話した。

名誉大賞・毎日新聞社賞を受賞した平田中新聞部(左) 内閣総理大臣賞に輝いた松陵タイムズ委員会のメンバー
名誉大賞・毎日新聞社賞を受賞した平田中新聞部(左) 内閣総理大臣賞に輝いた松陵タイムズ委員会のメンバー



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field