2011年(平成23年) 3月6日(日)付紙面より
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山形大学農学部(安田弘法学部長)が鶴岡市の高坂農場で栽培した酒米で造ったオリジナル純米大吟醸酒「山形大学2011燦樹(きらめき)」が、7日から同大の小白川、飯田、米沢、鶴岡の各キャンパス内の大学生協で販売される。本年度は、農薬や化学肥料を通常の半分以下に抑えた「特別栽培米」の認証を初めて受け、“おいしいコメと水”で造ったお酒を広くPRしていく。
「燦樹」は、山形大学生活協同組合が同大の高感度アップやPRを図ろうと提案し、2007年度に初めて造られた。品名は「地域できらめく大学」「地域に深く根ざした大学」などの意味が込められている。
本年度は農学部付属やまがたフィールド科学センターエコ農業部門(高坂農場)で栽培した酒造好適米「出羽燦々」を100%使用し、庄内町余目の鯉川酒造(佐藤一良社長)に醸造を依頼した。
7日から約1カ月の期間限定で生酒800本を販売する。熱処理した火入れ酒1200本は4月からの販売を予定している。ともに720ミリリットル入りで1本1700円。同大各キャンパスの大学生協で取り扱う。売り上げの約7%が「山形大学未来基金」や「山形大学学生支援基金」に寄付され、学生の奨学金として活用される。
同大農学部は「フレッシュな生酒は大学外からも購入に訪れる人が多く、すぐに完売する。早めのお買い求めを」と話している。問い合わせは同大農学部企画広報室=電0235(28)2803=、または同大生活協同組合理事会室=電023(641)4380=へ。