2011年(平成23年) 3月8日(火)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)で6日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。白い産毛に包まれた赤ちゃんが母親のコノミに寄り添い、時折かわいらしい声を上げるなど観光客の目を引いている。
同館のアザラシ飼育担当者によると、数日前からコノミの食欲が落ちて出産の兆候が見られ、6日朝に職員が出勤すると赤ちゃんはすでに生まれていたという。17歳のコノミは12頭目の出産で、誕生した赤ちゃんを加え水族館で飼育するアザラシは計11頭になった。
赤ちゃんは体長77センチ、体重は約9・5キロ。性別はまだ判明していない。7日にはお母さんからおっぱいをもらう様子が確認された。コノミが離れると寂しがって大きな声で呼んだり、目をぱちくりさせるかわいらしい姿に、来館した女性客から「かわいい」「縫いぐるみみたい」と歓声が上がっていた。
赤ちゃんは3週間ほどすると産毛が抜け、性別が分かるようになる。その後、同館では名前を募集する予定という。