2011年(平成23年) 5月29日(日)付紙面より
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庄内たがわ農協(黒井夫組合長)の献饌田(けんせんでん)御田植祭が27日、羽黒山の入り口となる鶴岡市羽黒町玉川の大鳥居そばで行われ、出羽三山神社の巫女(みこ)たちが献上米の田植えをした。
出羽三山神社の神事を同農協管内のほ場で行い、五穀豊穣(ほうじょう)を祈念するとともに、同神社に納める献上米を古式ゆかしい神事にのっとった形で植えようと、2007年から毎年行っている。
この日は同農協職員や生産組合長会など約100人が参列。大鳥居そばで同神社の神官たちが神事を執り行い、巫女たちが優美な田植え舞を奉納。続いて、代表者らが玉ぐしをささげるなどした。その後、農協役員や巫女たちが約17アールの献饌田の一部につや姫の苗を手植え。青空が広がる田植え日和の中、苗を1束1束丁寧に植え、今年1年の農産物の豊作に願いを込めた。