2011年(平成23年) 11月12日(土)付紙面より
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県が本年度創設した「輝けやまがた若者大賞」の授与式が10日、県庁で行われ、鶴岡市と酒田市で活動する「チームツナミ&ねこじゃらし」(大井卓磨・高橋真依子代表)など、県内で地域活性化に取り組んでいる8団体3個人に吉村美栄子知事から表彰状が贈られた。
同賞は、県内で地域活性化につながる若者たちの活動や成果などを顕彰することで、さまざまな分野で活躍できる風土づくりにつなげようと本年度創設した。
中心商店街活性化事業や地域づくりイベントの企画・実施、子育て支援活動、環境美化活動、農林水産業の振興などに取り組んでいる18―39歳(高校生除く)までの県内在住や県外在住の本県出身の個人、団体を対象に顕彰する。
庄内地域から唯一選ばれた「チームツナミ&ねこじゃらし」は、庄内農業高映画・演劇部の卒業生によるチームツナミと、東北公益文科大演劇部の学生がメンバーのねこじゃらしが共同で受賞。2009年からスマトラ沖地震被災児の里親活動資金を集めるためのチャリティー公演を共同で企画・開催している。社会人と学生がともに国際的な視点でのチャリティー演劇を企画・実施している活動が評価された。
授与式には各団体の代表者らが出席した。表彰状の授与に続いて各団体・個人が活動を報告し、チームツナミ&ねこじゃらしの荘司麻未さんは「チャリティー公演に参加してくれた一般の方々をはじめ多くの人たちの協力に感謝したい。今後は東日本大震災で傷ついた日本の子供たちも視野に入れて活動していきたい」と抱負を述べた。
吉村知事は「皆さんの取り組みが地域活性化につながり、心から感謝する。それぞれ良さを生かして地域が元気になるように頑張ってもらいたい」と激励した。
大賞に選ばれた活動は県政テレビ広報番組や青少年健全育成情報誌「見守る目育む芽」などで紹介する。