2011年(平成23年) 12月11日(日)付紙面より
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鶴岡市の小真木原スケート場が10日、今シーズンの営業を開始した。オープンを待ちかねた子供たちや家族連れが訪れ、氷の感触を確かめながら滑走を楽しんだ。11日までの2日間はオープン記念で滑走料を無料にして開放している。
小真木原テニスコートにリンクを設置して1992年度から毎冬開設し、今季でちょうど20年目。昨年度までの入場者数は延べ27万6000人となり、ここ5、6年は約80日の開設日数に1万人前後が訪れている。
10日は市や市教委、管理する市アイスホッケー協会の関係者でシーズンの安全を祈願した後、午前10時にオープン。小中学生のグループや家族連れ、若いカップルたちが、思い思いに初滑りを楽しんだ。鶴岡アイスホッケースポーツ少年団の仲間たちと訪れた朝暘四小2年の山口凪紗(なぎさ)さん(7)は「スケートはスピードが出るので楽しい。お兄ちゃんたちと一緒に今年もいっぱい滑りたい」と笑顔で話していた。
今季の開設は来年2月26日まで。営業時間は平日が午後1時―同6時、土日祝日は午前10時―午後7時。今月23―25日はクリスマスに合わせて午後9時まで営業し、29―1月3日は土日祝日の営業時間(元日は休業)とする。開設期間中の毎月第2、4土曜日は高校生以下の滑走料が無料。問い合わせは同スケート場=電0235(23)5694=へ。
2011年(平成23年) 12月11日(日)付紙面より
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国の文化審議会は9日、遊佐町吹浦の「鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮」の本殿と摂社月山(つきやま)神社本殿、中門・廻廊、後神門・玉垣、拝殿・登廊、下拝殿の計6件を「文化財建造物」(登録有形文化財)に登録するよう文部科学大臣に答申した。
吹浦口ノ宮は鳥海山大物忌神社の里宮で、境内奥に庄内藩主・酒井家により建立された本殿、摂社月山神社本殿が並び建つ。両殿ともほぼ同規模の建ちの高い一間社流造社殿で、江戸中期の1711(宝永8)年ごろ建立され、妻飾などに独特な意匠が用いられてい
る。
両本殿の前面には、切り妻屋根で端正な造りの中門を構え、その左右に廻廊を延ばす。また、両本殿間の背面には後神門を建て、両側に玉垣を巡らせて神域を画している。さらに中門前面の石垣下には、桁行五間の拝殿を建て登廊で中門とつなぐ。下拝殿は内部に宮殿を祭るなど特異な内部空間を持つ。