2011年(平成23年) 3月10日(木)付紙面より
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鶴岡工業高等専門学校(横山正明校長)の鶴岡高専産学連携研究発表会が8日、鶴岡市の庄内産業振興センターで開かれ、教員や同校と共同研究している企業の担当者が、研究の成果を発表した。
同校では教員たちの研究成果を発信することを目的に2005年から毎年この時期に教育発表会を開催しており、今回からは技術・研究交流をさらに深めることを目的に、日ごろ同校と共同研究している企業も研究発表に加わり行われた。
この日は同校教員6人と企業の開発担当者3人の合わせて9人が、各30分ほどの持ち時間で研究内容や結果、課題などを発表。同校や企業の関係者など約20人が聴講し
た。
このうち、「振動解析技術を活用した長寿命ファンの開発」のテーマで発表したオリエンタルモーター・関東オフィスTM開発課の高橋政行さんは、ファンモーターの長寿命化に必要な故障率などを考慮した設計技術とその評価技術を中心に説明。「ファンモーターは電子機器などの冷却に多く使用されており、これまで寿命は3年から6年ほど。長寿命ファンは365日連続運転しても約11年間は使用でき、メンテナンスの回数も軽減されランニングコストを抑えることができる」と開発した製品を紹介していた。
2011年(平成23年) 3月10日(木)付紙面より
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羽黒高校チアリーディング部「North☆Stars」(ノース・スターズ)が、チアリーディング・ダンス全国選手権「USAナショナルズinジャパン2011」(今月26―28日、千葉県幕張メッセ)に3年連続で出場する。メンバーは「清そに、リフレッシュに、踊りで気持ちを届けたい」と意気込みを見せている。
同部は昨年11月の「全日本チアダンス選手権大会」ポンポン高校生部門SMALL編成(5―15人以下)に2年連続で出場するなど活躍。USAナショナルズへの3年連続出場を目標に、メンバー7人が厳しい練習に励んできた。
今年1月29日、地区大会に当たる「USAリージョナルス」宮城大会の高校Small・Songleading/Pomの部に出場したが、規定の合格点85点にわずかに及ばず、全国大会への道が閉ざされかけた。しかし、メンバーから「これで終わりたくない」と声が上がり、2月20日に千葉ポートアリーナで開かれた千葉大会に再エントリー。規定の85点を超え、高校Small・Songleading/Pomの部に出場した13チーム中3位の好成績で全国大会出場を決めた。
メンバーを指導する横田憂子さん(鶴岡市)は「宮城大会で足りなかった笑顔や強い気持ちを千葉大会で表現できたのが良い結果につながった。清潔感や笑顔、フレッシュさを武器に、目標のファイナル出場を果たしてもらいたい」と話し、教え子たちを鼓舞した。
また、部長の近藤優里香さん(2年)は「まだ直すべき課題はあるが、一つ一つみんなで克服し、個人のレベルアップを図りながら、観客や審査員に自分たちの気持ちを届けられるよう頑張りたい」と抱負を語った。