2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 5月18日(水)付紙面より

ツイート

サケの稚魚1000匹放流 加茂水高生 三瀬小児童に生態解説

 鶴岡市の県立加茂水産高校(村井太郎校長、生徒179人)海洋環境科の3年生たちが16日、同市三瀬の三瀬川で、三瀬小学校(山田健二校長、児童75人)の5年生たちとサケの稚魚の放流を通じて交流した。

 サケを通じた両校の交流は2009年度から、栽培漁業の学習の一環で継続している。今回は、海洋環境科マリン系の3年生11人と、三瀬小の5年生15人が参加。昨年11月に当時の海洋環境科3年生が三瀬川で採捕、人工授精し、同校内の施設で飼育されてきたサケの稚魚約1000匹を放流した。

 はじめに生徒たちが、ともに体長7センチ前後のサケと、比較用のサクラマスの稚魚を入れた水槽を児童たちに見せ、「サケ科には共通してあぶらびれがある。パーマーク(体側の模様)がないのがサケ。3、4年後に100匹に1匹ぐらいが戻ってくる」と生態などを解説。「魚に興味があったら加茂水へ。面白いよ」と入学を勧める生徒もいた。

 その後、一緒に胴長を着けて三瀬川に入り、児童たちは生徒たちの手ほどきを受けながら、稚魚を放流した。

 児童たちは一人一人が「サケとヤマメ(サクラマス)の違いが分かって面白かった」「とても貴重な体験だった。ありがとうございました」などと感想とお礼を述べた。

 10月ごろには一緒に、三瀬川に遡上(そじょう)してくるサケの親魚を捕らえ、人工授精の学習も行う予定。

稚魚の水槽を手にした生徒(左)が、児童たちにサケの生態などを解説
稚魚の水槽を手にした生徒(左)が、児童たちにサケの生態などを解説


2011年(平成23年) 5月18日(水)付紙面より

ツイート

白からピンクに 鶴岡市大網・注連寺「七五三掛桜」見ごろ

 鶴岡市大網の七五三掛(しめかけ)地区の注連寺(佐藤弘明住職)で、境内にある「七五三掛桜」が見ごろを迎え、訪れた観光客や参拝客らの目を楽しませている。

 七五三掛桜は、樹齢約200年のカスミザクラで、根回り4・9メートル、幹回り3・3メートル、高さ15メートル。初めは白っぽい花を咲かせ、満開になると徐々にピンク色に変わっていく。毎年、県内外から多くの行楽客や参拝客が訪れている。

 今年は、大雪の影響で、昨年よりも3日遅い今月9日ごろに開花し、15日に満開となった。16日午後は青空が広がる天候となり、庄内や内陸地方をはじめ、宮城県から大勢の家族連れが訪れ、白色の花を咲かせた桜の木の前で記念撮影したり、見上げると空いっぱいに広がる桜をゆっくり楽しんでいた。

 佐藤住職は「天候にもよるがあと2、3日は見ごろの桜を眺めることができると思う」と話していた。

見ごろを迎えた注連寺の七五三掛桜
見ごろを迎えた注連寺の七五三掛桜



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field