2011年(平成23年) 6月14日(火)付紙面より
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外国の文化を知り国際交流を深める「ワールドバザール」が12日、鶴岡市の出羽庄内国際村で開かれた。世界各国の料理を販売する模擬店やフリーマーケット、大道芸のパフォーマンスを楽しむ家族連れでにぎわった。
庄内地方の国際交流団体が相互の交流を兼ねて実行委員会を組織し、1995年から毎年開いている恒例のイベント。今回で17回目を迎えた。
この日は午前中から大勢の家族連れなどが会場に足を運んだ。交流広場には庄内国際交流協会をはじめ各交流団体が計8店舗の模擬店を出店。中国の点心の一つ・小龍包(ショーロンポー)や、ピーナツとジャガイモ、鶏肉で作ったタイのマサマンカレー、韓国のチヂミやトッポギ、メキシコのトルティーヤなど、庄内在住の外国人や各団体メンバーが作った国際色豊かなメニューが並んだ。
お昼時には大勢の客で混雑し、足の踏み場もないほど。鶴岡市の女性会社員(48)は「タイのカレーを味見した。思ったより辛くなくて食べやすい」と笑顔で話していた。
屋内のステージでは、中国伝統のアクロバット芸やジャズ演奏、かわいらしい幼児のチアダンスなどが繰り広げられた。
2011年(平成23年) 6月14日(火)付紙面より
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クラシックギターを通して青少年育成活動を行う「グリンギターフィールズ」(豊田瑞穂代表)が指導する小中学生たちが12日、鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)を訪れ、館長の講話を聞いたり、クラゲ展示室の前でギター演奏を繰り広げた。
訪れたのは、同団体が市内と三川町の各教室で指導する「鶴岡ジュニアギターアンサンブル」の小学3年から中学3年までのメンバー計20人。今回は、「社会を学ぶ」と題して同水族館を訪問するとともに、村上館長の講話を通し「生きる力」を学んでもらおうというもの。
この日は日曜でにぎわう館内でジュニアアンサンブルのメンバーが演奏を披露。クラゲ展示室「クラネタリウム」の一角をステージに、「ちょうちょう」「星の世界」「春の日の花と輝く」「森のくまさんによる主題と変奏」など7曲を演奏。ゆったりと泳ぐクラゲと“共演”した。
続いて、会場を移して村上館長が講話。今年で勤続46年目という村上館長が、ジリ貧の経験からクラゲに出合って復活するまでをユーモアたっぷりに話し、「人のために何かすることが生きることには大切」「悪い時は誰も協力してくれない」「いい方向に向かうとどんどん面白くなる」など人生の機微を子供たちに聞かせた。