2024年11月24日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 6月25日(土)付紙面より

ツイート

上林関へ化粧まわし贈る 「夢かなえる努力を」後輩たちにメッセージ

 大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)から十両に復帰する鶴岡市出身の上林関(30)=本名・上林義之、八角部屋=へ、母校の加茂水産高校(村井太郎校長)や同校同窓会から化粧まわしが贈られ23日、同校で贈呈式が行われた。

 上林関は2004年3月の春場所、幕下15枚目格付け出しで初土俵。昨年5月に3回目の十両昇進を果たしたが、次の名古屋場所(7月)で幕下へ転落。その後、負け越しが続いたが今年1月の初場所で6勝1敗、続く5月の技量審査場所(3月の春場所は中止)で4勝し、5場所ぶりの関取復帰を果たした。

 化粧まわしは、1年ほど前から同窓会や同校OB、学校職員、旧職員などが実行委員会(委員長・鈴木修同窓会長)をつくり、約200人から寄付を集めて制作した。鮮やかな紺色を基調に、加茂水産高の校章と校名が刺しゅうされたデザイン。

 贈呈式には全校生徒179人と鈴木会長など同窓会関係者、郷土後援会の松浦安雄会長、村井校長など教員合わせて200人余りが参加。鈴木会長が「地元の応援があることを忘れず、不屈の精神とさらなる努力で頑張ってほしい」とあいさつし、化粧まわしと明け荷(道具入れ)の贈呈目録を上林関に手渡した。

 これを受け、上林関は「大学でも角界でも厳しい練習に明け暮れ、もう駄目だと思うことは何度もあった。だが、十両に復帰して大勢の方から化粧まわしを受け取ることができた。夢をかなえることは難しく、時間がかかり苦しい思いもするが、努力することに意味がある。皆さんも自分の夢をかなえるため努力してほしい」と後輩にメッセージを送った。

 式後、後輩たちと一緒に記念写真に収まり、「3月に手術した左ひじは少しずつ回復してきている。間近に迫った名古屋場所では勝ち越して十両に定着し、幕内を目指す」と語った。

名古屋場所から十両に復帰する上林関へ、加茂水産高の校章が入った化粧まわしが贈られた
名古屋場所から十両に復帰する上林関へ、加茂水産高の校章が入った化粧まわしが贈られた


2011年(平成23年) 6月25日(土)付紙面より

ツイート

庄内に激しい雨総雨量酒田238ミリ 運休、道路冠水相次ぐ

 庄内地方は24日、前日に引き続き激しい雨が降り、幹線道路の通行止めやJR羽越本線の運休、庄内空港の欠航などが相次ぎ、交通機関に大きな乱れが出た。県と山形地方気象台は前日まで鶴岡市と庄内町に出していた「土砂災害警戒情報」を24日未明に遊佐町、同日午前8時10分に酒田市北部に拡大した。同気象台は、引き続き河川の増水や土砂災害への注意を呼び掛けている。

 同気象台によると庄内地方は24日午前、梅雨前線の活動が活発になり、断続的に強い雨に見舞われた。22日の降り始めからの総雨量は24日正午現在、酒田上草津で320・5ミリ、鶴岡荒沢で302ミリ、酒田で238・5ミリとなった。24日正午現在、庄内全域に大雨と洪水の各注意報が出されている。

 国土交通省酒田河川国道事務所によると、24日午前6時ごろ酒田市落野目の広田インターチェンジ付近で国道47号が冠水し、国道7号と47号をつなぐランプ道路2カ所が通行止めとなった。ポンプなどで排水作業を行い、約5時間後に規制は解除された。また、同日午前9時40分ごろ鶴岡市大宝寺町の国道112号が冠水し、約1時間にわたり全面通行止めとなった。

 東日本高速道路鶴岡工事事務所によると、東北横断道酒田線の庄内側は雨量が基準値を超えたため、庄内あさひ―鶴岡間と湯殿山―庄内あさひ間が23日夜から全面通行止めとなり、24日午前11時現在、両区間とも規制が継続。庄内空港―酒田間は23日午後から全面通行止めとなっていたが、24日朝に規制は解除された。土砂崩れなどの被害報告はない。

全面通行止めとなった国道7号と47号が交差する広田インターチェンジで、土のうを積む作業員たち=24日午前10時半ごろ
全面通行止めとなった国道7号と47号が交差する広田インターチェンジで、土のうを積む作業員たち=24日午前10時半ごろ



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field