2011年(平成23年) 7月7日(木)付紙面より
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「イカのおすし」を忘れないで―。庄内町の狩川幼稚園(森居真理園長、園児48人)で6日、「不審者対応訓練」が開かれ、庄内警察署(橋本春喜署長)の署員の指導で、園児や教職員が不審者に遭遇した際の行動について学んだ。
全国的に子供たちが被害に遭う犯罪が多発していることを受け、園児・教職員から不審者対応について学んでもらおうと、同幼稚園が同署の協力で企画した。訓練内容は、教職員が園庭に侵入してきた不審者への対応、園児たちが不審者に遭遇した際の対応。全園児と教職員7人が参加した。
「不審者が園庭でウロウロしている」という想定で午前9時40分ごろから教職員向けの訓練開始。教職員たちは園児たちを一カ所に避難させた上で、不審者の応対に当たった。
引き続き、園児たちは防犯に関するDVDを鑑賞した後、同署生活安全係の齋藤聖子少年補導専門官の講話を聴講。齋藤専門官は▽行かない▽乗らない▽大声で助けを呼ぶ▽すぐに逃げる▽知らせる―の5カ条からなる、不審者に遭遇した場合の対応をまとめた「イカのおすし」を紹介した上で、「大人には力で立ち向かえない。捕まえられたら大声を出すこと」「逃げる時は人がたくさんいる、大きな道路へ」「大人が手を伸ばして届かないくらいの距離を保って」などと説明すると、園児たちは「はい」と大きな返事をしていた。
2011年(平成23年) 7月7日(木)付紙面より
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鶴岡市の豊浦中学校(阿部正道校長、生徒131人)の全校生徒が5日、学区内の海岸や国道7号沿いで清掃活動を繰り広げた。
海水浴シーズンを前に、観光客が訪れる海岸などを清掃するとともに、自分たちが住んでいる地域をきれいにして地域へ奉仕する心を養うため、毎年この時期に実施している。
今回は、由良や三瀬、堅苔沢など生徒たちがそれぞれ住んでいる地域ごと計11班に分かれ、午後2時ごろから活動を開始。このうち三瀬海岸では2班計約30人が砂浜に落ちているごみを拾い集めた。焼酎やお茶などのペットボトルが多く、カップめんなど食品の容器、ビーチサンダル、スプレー缶などがあり、3年の長谷川宥麻君(14)は「波に打ち上げられたのか想像よりごみが多くて驚いた。自分が住んでいる地域なので、きれいになるのはうれしい」と話していた。
このほか、別の班は通学路として利用している「波の花トンネル」の内壁をブラシで一生懸命磨くなど、汗をかきながら清掃活動を繰り広げていた。