2011年(平成23年) 7月8日(金)付紙面より
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鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)境内に七夕の笹(ささ)竹が飾られ、子供からお年寄りまでたくさんの願いを込めた5色の短冊が掛けられた。
同神社は30年余り前から7月7日の七夕に合わせて毎年境内に笹飾りを置き、参拝者から短冊を掛けてもらっている。今年は神社総代の中村聰さん(陽光町)から長さ約7メートルの笹竹2本を奉納してもらい、今月1日から境内の「一の鳥居」の両側に立て、5色の短冊を1000枚用意した。
7日は強い日差しが照り付ける中、親子連れやお年寄り、中学生などが次々と境内を訪れ、短冊に願い事を記し笹竹につるす姿が見られた。鶴岡市に里帰り中で2人の子供と一緒に神社を訪れた30代の主婦は「みんないつもニコニコ楽しく過ごせますように、と短冊に書いた」と笑顔で話していた。
石原宮司は「今年の短冊に記された願い事は、『受験合格』や『家族が健康でいられますように』など例年見られるものに加え、東日本大震災の発生を受けて『がんばれ日本』『一日も早い復興を願う』といったメッセージも多い。間もなく行われる荘内大祭も、復興を祈願して盛大に執り行いたい」と話していた。
笹竹は7日夜にご祈とうがささげられた後、翌8日朝にお焚(た)き上げされる。
2011年(平成23年) 7月8日(金)付紙面より
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海水浴シーズンを間近に控え、鶴岡市の湯野浜海水浴場では、浜茶屋の建設作業が急ピッチで進められている。
同海水浴場には、昨年と同様に4軒の浜茶屋が立ち並ぶ予定。早いところでは先月下旬ごろから建設作業に入り、今は3軒で作業が行われている。
7日午前中、気温30度を超える真夏日の中、地元業者らが5、6人がかりで柱を組み立て、金具で補強した後、トタン屋根を据え付けるなどの作業に取り組んでいた。作業は今月中旬の海開き前まで続くという。
浜茶屋の経営者は「高速道路の無料化が終了したことで海水浴客が減ってしまうことが心配。できれば書き入れ時の週末に天気が良くなることを願う」と話していた。
湯野浜海水浴場は、今月15日に海開きする。