2024年12月1日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 8月20日(土)付紙面より

ツイート

グラスに描いて!!キャラクター 「一日支店長」土田さんと交流

 鶴岡市出身の絵本作家・土田義晴さん(東京都在住)を「一日支店長」に招いたイベントが19日、同市の鶴岡信用金庫西支店で行われ、子供たちがグラスのお絵かきに取り組んだ。

 このイベントは、旧酒田信金との合併を記念し2008年から開いている。子供たちに夏休みの思い出を作ってもらおうと、毎年この時期に鶴岡信金のオリジナルキャラクターの生みの親である土田さんを招いて実施している。

 4回目の今回は、午前と午後の2回行われ、幼児から小学生とその保護者合わせて64人が参加した。午前中のセレモニーでは、加藤捷男鶴岡信金理事長が「土田義晴先生と一緒に活動し、夏休みの良い思い出にしてほしい」とあいさつし、土田さんに一日支店長の委嘱状を手渡した。

 お絵かきでは、ガラスにも描ける絵の具でオリジナルグラスづくりに挑戦。土田さんは「筆に水をつけすぎないように」、「グラスの中にティッシュを入れると上手に描ける」などとアドバイス。子供たちは動物や花など思い思いの作品に仕上げていた。また、うまくできない子には土田さんが「くまくん」などのキャラクターを描いてあげ、子供たちは「どうもありがとう」と笑顔を見せていた。

土田さんからキャラクターを描いてもらう子供たち
土田さんからキャラクターを描いてもらう子供たち


2011年(平成23年) 8月20日(土)付紙面より

ツイート

鶴岡書店組合 江戸中期の城下絵図復刻

 鶴岡書店組合(阿部等組合長)は江戸中期に描かれた「鶴ケ岡城下絵図」を復刻、発行した。鶴岡市の致道博物館が所蔵する城下絵図をもとに作成したもので、限定1000部発行。阿部組合長は「絵図を片手に町歩きを楽しみ、鶴岡の歴史に触れてもらいたい」と話している。

 鶴ケ岡城下絵図は1972(昭和47)年に文政期(1818―29年)の絵図、1982(昭和57)年に元禄期(1688―1703年)の絵図が発行されて以来、復刻されていなかった。

 今回、致道博物館の監修で復刻が決まった絵図は、製作年がはっきり分かっていないが、文化2(1805)年に開校した旧藩校致道館が描かれていないことから、江戸中期の安永時代(1772―80年)に作成されたものとみられている。

 絵図は同館での保存状態が良く、本丸と二の丸、三の丸からなる典型的な平城の鶴ケ岡城を中心に、御角櫓(おすみやぐら)や大手門、三の丸付近に家老、御家中の屋敷を配し、内川の東側、南側に町屋敷、さらにその外側に給人町(下級武士)や寺院が並ぶなど、当時の城下の町割りが見て取れる。

 阿部組合長は「古い絵図、地図の多くが絶版となり、鶴岡の古い町並みを知りたい、史料が欲しいという多くの声が上がっていた。昨年から製作を進め、ようやく完成した」と話していた。

 復刻した「鶴ケ岡城下絵図」は原図(縦187センチ、横200センチ)を縮小して縦76・5センチ、横82センチのサイズ。和紙風の台紙に描かれており厚い和紙で作った畳紙(たとうがみ)で包まれている。1部1260円で限定1000部の発行。鶴岡市内の各書店で手に入る。

 問い合わせは阿部久書店内の鶴岡書店組合=電0235(22)0220=へ。

江戸中期の鶴ケ岡城下の町並みが記された絵図が復刻された
江戸中期の鶴ケ岡城下の町並みが記された絵図が復刻された



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field